最近、介護についてのお話しをよく聞きます。
介護のためヨガに来る時間が取れないとお休みのご連絡を受けたり、看護師から在宅終末ケアの活動をするため福岡に引っ越しされたアシュタンギーニKさんが1年半ぶりスタジオにいらしてくださり、貴重な介護や最期の迎え方のお話しなど聞く機会に恵まれました。
そして今日のレッスン前、認知症の方の心と体の繋がりの話し、その他にも健康とは?生きる価値とは?ヨガ哲学、ヤマ、ニヤマについて等々、介護から生き方そのもののヨガのお話しに花が咲きました。(レッスン時間大幅にオーバー^_^;…アットホームなスタジオだから出来る事ですね^_^;)
私が学んで感じた事のお話しをさせていただきました。この内容はWSの中やこれから設けていく予定の「座学」にてアウトプットしていきます。(いつのプログラムかは未定m(__)m)
ヨガ哲学と聞くと、難しく感じてしまいますが、現代の生活に活かした内容でお伝えできればと思っております。
さらなる精進をせねばと襟を正した朝でした。
さて、介護とヨガ…
スタジオにきてポーズをすることがヨガでしょうか?呼吸法や瞑想することがヨガでしょうか?
答えはNOです。
誰かのために働く事、ヨガです=カルマヨガ(行為のヨガです)
その中には見返りを求めない愛情=バクティヨガがあり、生きる事と真剣に向き合う知恵=ラージャヨガがあり、生きる事を知識で学ぶ=ギヤーナヨガがあります。
どうとらえるかは、意識の問題です。
介護の行為も自分の意志を殺してまで頑張り過ぎると、ヨガの教え=禁戒アヒンサ(自分を追い詰める暴力的行為)になり、そこに愛情はなくなってしまいます。
敬意、感謝の気持ちを持ちながら、でも介護の大変さは、ヨガの教え=勧戒タパス(人には必要な修行行為)であり、愛情を消すことはありません。
生半可ではない介護、今迎えている高齢化社会…ヨガの知恵をどう活かすのか?
まずは、介護する方の心休め、体休めになれるようなヨガを提供できればと思っております。
ちなみに…
我が家は、17年生きている愛犬の介護に追われています。
体を起こしての排泄が困難になり、紙おむつです。